本日の天然とらふぐは、
瀬戸内海 徳山港水揚げ
磨きふぐです。
うだるような残暑が体にこたえだすと、
ポン酢の酸味が、急に衰えます。
そうなると、
天然とらふぐに、ポン酢が、味負けしてしまうようになります。
ポン酢は、キリッとした香味と、酸味が、大事。
でも、
いつもお願いしている、大分・うすきの、農家さんから、
路地物のカボスが届くまで、まだ、ひと月弱ほど。
こんな時には、高いのを承知で、
軒下育ちのカボスを5キロ、仕入れます。
軒下、とは、
温室にしないで、屋根をかけたように育てたものの事。
これを、酸味の衰えたポン酢に、少し加えるだけで、
なまっていた酸味と、キリッとした香りが、みるみる蘇ります。
写真の、いつも私がお願いしている、農家さんのカボスは、
斜面でのびのび、余計な人手を、できるかぎりかけずに、
お日様いっぱいに育ったカボスだそうです。
よく見ると、高級食材店などで見かけるものと違って、
大小があるのはもとより、
ところどころ、グリーンが消えていたり、不揃いになってますね。
これは、
葉の陰になったりして、光が当たらないところができるからだそう。
でも、届いたカボスをぎゅ。っと絞ると、
あたり一面、爽やかな香り。
いっぱい、いっぱい、手をかけられた、きれいなカボスたちより、
こっちのカボスのほうが、酸味も、香りも、数段上、です。
お話によると、
カボスは、一度なった実を、必ず、全部採りきらないと、
次の年に、いい実がならないそうです。
忙しい中で、
後継者不足等で、全部採りきれなくなっている、知り合いの山にも出向いて、
収穫の手伝いまで、されているんだとか。
いやぁ~。すごいなぁ。そう申し上げたら、
カボスを毎年、200キロも、ひとつずつ絞っている人が、何ですか、
と、お返事が(笑)
農家さんから、カボスが届くのは、この残暑が一服した頃。
皆様も、どうぞ、
お体を大事に過ごされてくださいませ。
